LINE(ライン)広告活用ガイド – 始め方・運用のポイント・ターゲティングまで徹底解説!

はじめに

LINE広告は、LINEを利用するユーザーに向けて、様々な広告を配信することができる広告プラットフォームです。LINEアプリ内で配信される広告をはじめ、LINE MUSICやLINE NEWSなど、LINEグループのサービス内でも広告を配信することができます。LINEの国内MAUは9,000万人を超えるため、広告主にとっては非常に魅力的な広告媒体といえます。

近年、LINE広告の活用がさまざまな企業で進んでいますが、その理由はいくつかあります。例えば、LINEは日本をはじめとするアジア地域で非常に高い普及率を誇るため、ターゲット層に向けた広告配信がしやすい点が挙げられます。また、LINEのユーザーには若年層から中高年層まで幅広い層が含まれるため、様々な商品やサービスに対して広告を配信することができます。さらに、LINE広告には豊富なターゲティング機能があり、ユーザー属性や行動履歴、興味関心などを考慮した精度の高い広告配信が可能である点も注目される理由と言えるでしょう。

この記事では、LINE(ライン)広告の利点や始めるにあたっての前提知識・ターゲティング・運用のポイントなどについて解説します。

LINE(ライン)広告の特徴

利用者数が多く・年齢層も多様

LINEは日本国内で最も利用者数が多いSNSアプリの一つで、9,000万人以上が利用しています。また、LINEは他のSNSと比較しても年齢層の幅が広く、10代から50代まで幅広い層に利用されています。

ターゲティング精度が高い

LINE広告は、LINEが保有する膨大なユーザーデータを活用できるため、非常に高いターゲティング精度を誇ります。ユーザーの性別・年齢・地域・趣味嗜好などの情報から非常に細かくターゲットを絞り込むことができます。そのため、限られた予算でも、効果的な広告配信が可能です。

クリエイティブの表現力が高い

LINE広告には、静止画広告、動画広告、カルーセル広告など、さまざまなフォーマットが使用可能なため、ユーザーとのコミュニケーションを大切にしながら広告を表示することができます。

LINE(ライン)広告の配信面

LINE広告では下記14種類もの豊富な配信面を有しています。

  • トークリスト
  • LINE NEWS
  • LINE VOOM
  • ウォレット
  • LINE BLOG
  • LINEポイントクラブ
  • LINEショッピング
  • LINEチラシ
  • LINEクーポン
  • LINEマイカード
  • ホーム
  • LINE Monary
  • LINEファミリーアプリ
  • LINE広告ネットワーク

各配信面の詳細は下記になります。

トークリスト

LINEアプリの中で最もユーザーが頻繁に利用するのがトーク一覧画面です。その最上部にある「トークリスト」に広告を表示することがでるため、他の配信面に比べ特にユーザーの注意を引きつけることができます。
ただ、クリエイティブ(バナー画像)が小さく文字の視認性が悪いため、作成時にはユーザーに特に伝えたいポイントやインパクトのある配色等を心がけることで、より効果的な広告配信が可能になるでしょう。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINE NEWS

LINE NEWSはMAUが7,700万人を超え(2021年8月時点)、アクティブユーザー数の多さが特長です。LINEアプリ内の「ニュースタブ」トップページや記事一覧ページだけでなく、370以上のアカウントメディアの記事一覧ページにも広告を配信できます(2021年11月時点)。この掲載面は、新製品の発売情報や即時性の高いコンテンツとの相性が良いと言えます。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINE VOOM

LINE VOOMは、動画を中心にしてコミュニケーションができるサービスです。LINE広告では、ユーザーが「いいね」やコメントなどのアクションを取れるLINE VOOMにも広告を載せることができます。LINE公式アカウントのブロックの有無に依らず、全ユーザーに広告を届けることができます。また、サービスの性質上、動画広告を自然な形で届けることができるでしょう。

<出典:【公式】LINE for Business>

ウォレット

「ウォレット」タブは、LINEアプリ内でお金のやり取りや管理を行うことができる場所で、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を中心に、様々な金融サービスを提供しています。ここに広告を掲載することで、月間利用者数5,400万人以上の幅広いユーザーにリーチすることができます。またユーザー属性としては女性の利用者が多く、年齢層は10代から50代以上まで幅広く利用されています。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINE BLOG

LINE BLOGは、様々なアーティストやタレントなどが情報を発信するプラットフォームです。ブログを更新すると、自動的にLINE公式アカウントのタイムラインに投稿されるので、双方向でコミュニケーションが可能です。ユーザーの属性は、女性の方が多く、20代から40代が中心で、全体の79%(20代:25%、30代:24%、40代:28%)を占めています。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINEポイントクラブ

LINEポイントクラブを利用しているユーザーの男女比は約3:7で、女性の方が多いです。年代別の内訳を見ると、40代から50代の利用者が53%以上(40代が28%、50代が25.2%)を占めています。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINEショッピング

LINEショッピングは、ファッションや雑貨、スポーツ、インテリア、家電、コスメなど、約250の企業が提供する1億点を超える商品をLINEアプリ上から購入できるショッピングサービスです。2019年9月時点で登録会員数は3,000万人を超えています。ユーザーの属性に関しては、男女比率3:7で、女性の方が多いです。年代別の内訳を見ると、20代後半から40代前半のユーザーが多く、25歳から44歳まで80%弱(25~34歳:39%、35~44歳:39%)をを占めています。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINEチラシ

「LINEチラシ」とは、スマートフォンに最適化したチラシ情報を閲覧できるサービスです。LINEアプリの「ウォレット」タブからアクセスでき、地域の店舗が掲載するセール情報やレコメンド商品がパーソナライズされて表示されます。利用ユーザー数と掲載店舗数が急速に成長しており、「LINE広告」を通じて購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。ユーザーの属性は、女性が75%を占め、40代以上が全体の半数以上を占めています。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINEクーポン

「LINEクーポン」は、全国の約50,000店舗(※2020年9月時点)で利用できるクーポンサービスです。 利用ユーザーは女性が70%を占め、40~50代のユーザーが最も多く利用しています。 月間利用者数は5,200万人(※2020年9月時点)にまで上ります。 ユーザーの属性に関しては、女性の比率が多く、10代から50代以上まで幅広い年齢層に利用されているのが特徴です。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINEマイカード

「LINEマイカード」とは、ポイントカードや会員証をLINEアプリ内で管理できるサービスです。女性が利用者の約6割を占め、10代後半から50代以上までの幅広い年齢層に利用されています。暮らしやお得情報への感度が高いあらゆる世代へのリーチが可能です。

<出典:【公式】LINE for Business>

ホーム

トークリストと同様、ユーザーが頻繁に閲覧する場所に広告を表示することができます。他の配信面に比べ特にユーザーの注意を引きつけることが可能です。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINE Monary

「LINE Monary」は、節約や保険、投資など、お金に関する様々な情報を提供するサービスです。女性が60%を占め、20代から40代が主な利用者となっています。普段からお得情報に敏感な30〜40代女性や、金融に興味がある20代が種ターゲットとなります。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINEファミリーアプリ

下記のような、各種ファミリーアプリへの配信も可能となっています。

  • LINE camera
  • LINE POP
  • LINE card
  • LINE DECO

など

LINE広告ネットワーク

2022年8月現在で1万以上のアプリに広告を届けることができる、モバイルアドネットワークです。LINE広告ネットワークを利用することで、電子書籍、ゲーム、SNS、ニュース・天気など、様々なジャンルのサードパーティーアプリに広告を配信することができます。

<出典:【公式】LINE for Business>

LINE(ライン)広告のターゲティング設定

ここからは、LINE広告の主なターゲティングに関して解説していきます。
LINE広告では下記のようなターゲティング設定が可能です。

  • オーディエンスセグメント配信
  • オーディエンス配信
  • 類似配信

それぞれ詳しくみていきましょう。

オーディエンスセグメント配信

LINE(ライン)広告のオーディエンスセグメント配信では、LINEが保有するビッグデータより下記のようなセグメントを切ってユーザーをターゲティングすることができます。

  • 地域
  • 性別
  • 年齢
  • 趣味・関心
  • 行動
  • 属性
  • OS
  • 詳細ターゲティング

●地域

「47都道府県」や「市区町村」での指定が可能です。また配信対象者においては下記の条件を設定できます。

  • この地域に住んでいる人(指定地域に夜間の時間帯に長時間いる人)
  • この地域で働いている人(指定地域に昼間の時間帯に長時間いる人)
  • この地域に最近いた人(指定エリアにいた人)

また地域の名称指定だけではなく、中心地を決め1kmから50kmまで半径を指定しての広告配信も可能です。実店舗系のプロモーションには積極的に活用したい機能です。ただ地域を絞りすぎると、そもそもインプレッションが出なかったり、競合が多い場合はインプレッション単価(CPM)が高騰しすぎる恐れもあるので様子を見ながら調整するようにしましょう。

●性別

男性or女性を指定しての配信が可能です。

●年齢

下記の区分で設定可能です。かなり細かく設定が可能なため、過去の自社データより一番効果の高い年齢に寄せて配信することも検討できるでしょう。ただ絞りすぎるとインプレッション単価(CPM)が高騰しすぎたり、配信の機会損失(機械学習への悪影響)などの恐れもあるので様子を見ながら調整するのがベストです。

  • 14歳以下
  • 15-19歳
  • 20-24歳
  • 25-29歳
  • 30-34歳
  • 35-39歳
  • 40-44歳
  • 45-49歳
  • 50-54歳
  • 55-59歳
  • 60-64歳
  • 65歳以上

●趣味・関心

下記セグメントより選択可能です。

ファッション ・アクセサリー/ラグジュアリー
 ・メンズ:スポーツウェア/メンズシューズ
 ・レディース:レディースファッション/メンズシューズ
自動車 ・中古車/運転免許/車検/バイク
・査定:自動車査定

・ボディータイプ:非ガソリン車/軽自動車/ミニバン・ワンボックス/オープンカーセダン/スポーツカー/SUV/ワゴン車/エコカー
・生産国:国産車/輸入車
・価格帯:低価格車/中級車/高級車
食べ物飲み物 ・食べ物:食品/麺類
・スナック・菓子:チョコレート/ガム/アイスクリーム/スナック菓子

・飲み物:飲料/炭酸飲料/コーヒー/ジュース/スポーツドリンク/お茶/ミネラルウォーター
・アルコール:アルコール飲料/ビール/焼酎・日本酒/洋酒

・飲食店:居酒屋/出前・宅配/寿司屋
暮らし・子育て ・ライフライン
・子育て:出産育児/知育玩具
美容・コスメ  ・香水/ヘアケア/スキンケア/スパ/バス・ボディー商品
・化粧品:ブランドコスメ/コスメ/メンズコスメ
金融 ・クレジットカード・融資/ふるさと納税
・ローン:消費者ローン/自動車ローン/住宅ローン
・保険:自動車保険/学資保険/生命保険/医療保険
・投資:投資信託/NISA/株式
不動産 ・賃貸/売却
・購入:新築戸建て/新築マンション
公営競技・公営くじ ・宝くじ
・公営競技:競馬/競輪・競艇
求人 ・アルバイト/インターン/新卒採用/派遣
・転職:エンジニア/金融/医療/マーケティング/公務員/事務・管理
デジタル機器・家電 ・季節家電:空気清浄機/エアコン
・生活家電:掃除機/洗濯機
・調理家電:冷蔵庫/電子レンジ
・通信機器:タブレット端末/スマートフォン/プリンター・スキャナー・FAX
・情報家電:PC
・インターネット:インターネット回線/スマートフォン回線
・ビジネスサービス:ソフトウェア/インターネットサービス
・AV家電:スピーカー/テレビ/カメラ
教育・学習・資格 ・受験:大学受験/高校受験/専門学校/中学受験
・言語学習:英語
ペット ・猫/犬/ペットフード/ペット向けサービス
健康 ・サプリメント・健康食品
ゲーム ・モバイルゲーム/オンラインゲーム/カジュアルゲーム
書籍・漫画 ・マンガ・電子コミック/雑誌
音楽 ・ボーカル
・ジャンル:ヒップホップ/R&B/洋楽/邦楽
旅行 ・アミューズメントパーク/キャンプ/航空チケット/バス/電車
・国内旅行:北海道/東北地方/関東地方/信越地方/北陸地方/東海地方/近畿地方/中国地方/四国地方/九州地方/沖縄
・海外旅行:ハワイ
・アジア旅行:東南アジア
スポーツ ・サイクリング/格闘技/アウトドア/釣り/マリンスポーツ/フィギュアスケート/バスケットボール
・サッカー:Jリーグ/海外サッカー
・野球:プロ野球
ニュース・政治 ・経済/エンタメ

●行動

下記セグメントより選択可能です。

テレビ視聴頻度 ・テレビ視聴頻度が高い
・テレビ視聴頻度が平均
・テレビ視聴頻度が低い

キャリアの変更 ・過去2年間でキャリアを変更した
・過去2年間でキャリアを変更していない

コンバージョン ・ウェブサイトコンバージョンが多い
・アプリのインストールが多い

ゲームプレイタイプ  ・アドベンチャーゲームプレイヤー
・カジュアルゲームプレイヤー

モバイル端末の変更 ・過去2年間で端末を変更した
・過去2年間で端末を変更していない

ネットワークの利用状況 ・Wi-Fiを利用しない
購買経験 ・店舗
・ドラッグストア
・飲食店
・家具屋/インテリアショップ

転居 ・転居の可能性がある
・転居年数
 ・直近3ヶ月以内に転居した
 ・直近6ヶ月以内に転居した
住宅展示場を訪れた可能性が高い ・半径100m以内に滞在(直近約3ヶ月以内)
・半径50m以内に滞在(直近約3ヶ月以内)

・半径50m以内に滞在(直近約1ヶ月以内)

●属性

下記セグメントより選択可能です。

配偶者 ・既婚
・未婚

子供 ・子供あり
・子供なし

携帯キャリア ・NTTドコモ
・au
・softbank
・楽天モバイル

テレビ視聴頻度 ・収入上位51%以下
・収入上位21%~50%
・収入上位11%~20%
・収入上位10%

テレビ視聴頻度 ・フルタイムワーカー
・パートタイムワーカー/アルバイト
・専業主婦(主夫)

誕生日 ・近日中に本人、男性の友だち、女性の友だちが誕生日を迎える

●OS

Android OS、iOSに加え、各OSのバージョン別の指定配信ができます。

●詳細ターゲティング

「詳細ターゲティング配信」とは、広告をユーザーの「趣味・関心」「行動」「属性」「購買意向」など、詳細に指定または除外して配信する方法です。広告を配信したいユーザーの興味や購買意欲など、関心が高い層を選択することで、より効果的なターゲットに広告を配信することができます。これにより、購入につながりやすいターゲットにリーチできます。

オーディエンス配信

広告の配信対象となるオーディエンスデータを利用し、特定のユーザーに広告を配信する機能です。例えば、過去にWebサイトを訪問したことがあるユーザーや商品を初めて購入したユーザーに対して、再度広告を配信するリターゲティング配信もできます。また、特定のオーディエンスを配信対象から除外することも可能です。
下記のようにオーディエンスを作成・配信することができます。

  • ウェブトラフィックオーディエンス
    →LINE Tagによるトラッキング情報を元に、サイト訪問者や何らかのアクション(ボタンクリックや購入など)を起こした人のオーディエンスリストを作成し、ターゲティング
  • LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
    →LINE 広告アカウントに登録された LINE 公式アカウントの友だち情報を利用して、オーディエンスリストを作成してターゲティング
  • IDFA/AAIDアップロード
    →IDFA/AAID(=携帯端末の広告識別子)データをアップロードし、そのデータと一致するユーザーをターゲティング
  • モバイルアプリオーディエンス
    →アプリの中でのアクション(アプリを開いた人、アプリ内で商品を購入した人など)をもとに、オーディエンスを作成しターゲティング
  • 動画視聴オーディエンス
    →出稿中の動画広告の動画再生率をもとに、オーディエンスを作成しターゲティング(再生率のセグメント:動画をクリックした人/動画を再生した人/動画を3秒以上再生した人/動画を25%再生した人/動画を50%再生した人/動画を75%再生した人/動画を95%再生した人/動画を最後まで再生した人)
  • 電話番号アップロード
    →電話番号をアップロードし、その電話番号とLINEに登録されている電話番号が一致するユーザーをターゲティング
  • メールアドレスアップロード
    →メールアドレスをアップロードし、そのメールアドレスとLINEに登録されているメールアドレスが一致するユーザーをターゲティング
  • 画像クリックオーディエンス
    →出稿中の広告画像をクリックしたユーザーをからオーディエンスを作成しターゲティング(画像クリックオーディエンスリストはキャンペーン単位でのみ作成可能)

類似配信

過去に購入したユーザー(LINE Tagでの計測)や自社の顧客情報などをもとに、似たようなユーザーをLINEユーザーから見つけ出して広告を配信できる機能が「類似配信」機能です。この機能では、類似するユーザーの類似度(1〜15%もしくは「自動」の選択が可能)を指定可能です。類似度の数字が小さければ小さいほど、より似たようなユーザーに対して広告を配信できますが、リーチできる人数も比例し小さくなります。

また多くの場合、類似度の数字が小さいほど(1%に近づくほど)広告効果は高まる傾向にありますが、場合によっては類似度1%よりも3%、5%の方が広告効果が良いこともあります。経験上、一度に類似度1%・3%・5%(ケースによる)のオーディエンスに同時に広告を流し、効果の良いものを残して行く方法が最短でLINE広告の効果最大化につながる可能性が高いです。

LINE(ライン)広告の出稿手順

LINE広告の出稿手順は主に下記のような流れになります。

  1. LINE Business IDの作成
  2. 広告アカウントの開設
  3. LINE Tagの設置
  4. キャンペーン・広告グループ・広告の作成
  5. 配信開始!

それぞれ詳しく見ていきましょう。

LINE Business IDの作成

まずは広告アカウントの開設の前に大元のアカウントである「LINE Business ID」を作成する必要があります。
下記より申請しましょう。
>> LINE Business IDの開設|LINE広告

広告アカウントの開設

LINE Business IDの開設が完了したら、次は広告アカウントの開設に移りましょう。
こちらから管理画面へログインし、「新しい広告アカウントを作成」のボタンより広告アカウントを開設しましょう。必要事項を記入し、作成が完了したらLINE側での審査が入ります。申請内容(商材の正式名称・LPの内容)の確認が入り、承認され次第広告の出稿が可能となります。LINE広告においては、その他WEB広告媒体よりも審査が厳しいです。LPの内容もしっかりと精査されるので、企業様によっては薬機法・景品表示法などに抵触していないか確認してから広告アカウントの開設に進んだ方が良いでしょう。

LINE Tagの設置

広告アカウントの申請・開設が完了したら、配信準備に移ります。まずは広告効果を最大化するため、タグの設置を行い確実に成果の計測ができる体制を整えましょう。LINE広告では下記2つのタグを設置します。

  • ベースコード
    ・発行手順:メニュー(広告アカウント左上)▶︎トラッキング(LINE Tag)▶︎ベースコード
    →全てのページ(LP、サンクスページ等)に設置しましょう。
  • コンバージョンコード
    ・発行手順:メニュー(広告アカウント左上)▶︎トラッキング(LINE Tag)▶︎ベースコード+コンバージョンコード
    →サンクスページに設置しましょう。
    ※ベースコードとコンバージョンコードをくっつける形で設置します。

<出典:【公式】LINE for Business>

キャンペーン・広告グループ・広告の作成

LINE広告では、広告配信のためにキャンペーン・広告グループ・広告という3つの階層を設定する必要があります。

  • キャンペーン
    →広告の掲載期間、キャンペーン全体での上限予算などを設定
  • 広告グループ
    →配信オーディエンス、広告の配信場所、入札単価、1日の予算などを設定
  • 広告
    →配信したい広告(画像・動画・カルーセル)、テキスト(タイトル・広告文)、遷移先LPなどの設定

配信開始!

ここまでで配信設定完了です!
運用しながらより効果的な配信設定を見つけられるよう、細かいPDCAを回していきましょう。

まとめ

先にも書きましたがLINE広告は、その他WEB広告媒体よりも審査が厳しい傾向があります。場合によっては、広告出稿開始までかなり時間がかかってしまうケースもあるので根気強く向き合って行く必要があるでしょう。
ただLINE広告はそのMAUの多さからも分かるように、ターゲットとなるユーザーがかなりアクティブで高い広告効果が見込める有数のプラットフォームであり、多少時間がかかっても大いに出港する価値のある広告媒体と言えます。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

 

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